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2024

01/29 Mon.

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近畿大学で特別講義を実施しました

建築学部3回生のみなさんに特別講義

近畿大学の太田先生にお招きいただき、建築学部3回生に特別講義を実施しました。商品開発を担う一級建築士の藤田が登壇し「住宅業界で働くうえで覚えていて欲しいこと」をテーマに講義をしました。

「良い家に住める」のはお金持ちだけでいいのか?

講義は「良い家に住めるのはお金持ちだけで良いのか?」という言葉からはじまりました。
確かに、ゆとりのある広さや華美な家具やデザインはお金持ちしか手に入らないかもしれません。でも「安全」「安心」「快適」は、だれもが手にいれるべきです。
「上質な家を手が届く価格で、たくさんの方へ」という考えが泉北ホームの家づくりの根底にあること、そのために関西の住宅水準を上げていくことをミッションにしていることを話していました。

議題は、国の法律を守るだけでは安心・安全・快適が手に入らないことにうつりました。

日本の法律は「最低基準」

日本の建築基準法は安全上の最低基準なので、やってはいけないことをしない最低ラインでしかありません。最低基準は時代に合わせてどんどん変更されるという点でも、「法律を満たした最低基準の家は不十分という話をしました。
最低限を満たすだけではなく、安心・安全・快適な家にするために必要な耐震性・断熱性などの住宅性能を検討し、仕様に取り入れることが大切です。
何のために建てるのかを常に意識し、基準や数値が目的にならないようにしてほしいということを伝えました。

建築士としての仕事

お客様の要望を叶えることだけではなく、お声に上がらない生活の困りごとや不便さを解決することも建築士の大切な業務だと話しました。
また、質疑応答の時間では、「設計するときに心掛けていること」や、「間取り作成の上達方法」や就職活動についてもたくさんの質問が挙がりました。
就職活動の軸について質問をうけた藤田は「楽しくない仕事を毎日するのは苦痛。やりたいことだけは出来ないが、楽しいと思えることを仕事に」と答えました。その言葉に学生たちは大きく頷いていました。

※記事は2024/1/29現在の情報です。ご確認のタイミングによっては情報が更新されている場合がございます。